公益財団法人 明治安田厚生事業団

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健康づくりウォッチ

“休め”のサインを見逃すな

疲労は痛み・発熱と並んで、からだの異常を知らせる三大生体アラームといわれています。「だるい」「疲れがとれない」「朝起きれない」・・・そんな疲労感は“休め”のサイン。このサインを無視したり、疲労と感じず働き続けると、最悪、過労死になりかねないので注意が必要です。

「疲労」のサインは見逃しがち


「痛み」があれば、どこに問題(傷や出血)があるかを知ってかばいます。
「発熱」をすれば身体を休め、また、身体の一部の熱には、感染・炎症の治療を行い対処します。
「疲労」も身体の異常を教えてくれて、何かの対策をしなさいと考えさせてくれる大切な警報装置です。

とはいえ、「頭が痛いから」「熱があるから」という理由で会社は休めても、「疲れているから」とはなかなか言いにくいもの。

“疲労感”なき疲労にご用心!


疲労には、肉体的疲労と精神的疲労があります。両者の疲れは、実はどちらも脳の疲れ。運動で感じる筋肉の疲労も、多くの場合は脳の中にある自律神経に疲労がたまっておこります。筋肉の疲労は、運動をやめさせるために脳が発した警告です。

しかし、脳は簡単に騙されてしまうもの。達成感があったり、周囲に必要とされているから頑張ろうというやり甲斐を感じると、脳の中に快楽を司るドーパミンなどが増え、疲労感が覆い隠されてしまいます。

疲労を自覚できずに過ごしてしまうと慢性疲労を引き起こし、最悪の場合は過労死につながります。日頃から、自分の疲れの状態に気を配り、セルフチェックする習慣をつけましょう。 
※次回は、簡単にできる疲労度セルフチェック方法をご紹介します。


“休め”のサインを見逃すな(PDF:497KB)

著者
小野寺 由美子 Onodera Yumiko
ウェルネス開発室 副室長
アメリカスポーツ医学会認定Exercise Physiolosist、健康運動指導士

健康のために行っていること フェルデンクライス、ゴルフ、水泳、牛乳寒天を作って食べる
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