公益財団法人 明治安田厚生事業団

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健康づくりウォッチ

疲れ目をリフレッシュ!

パソコンやスマホの見過ぎで目が疲れる…放置すると頭痛・肩こり、さらには思考の低下に結びつきかねません。「こまめなリセット」で、疲れ目を解消しましょう。

目の疲労は脳の疲労


見え方の調整は、目の中の毛様体という筋肉で行っています。遠くを見るときはこの筋肉が収縮し、近くを見るときはゆるみます。パソコンやスマホの画面を見続けていると毛様体に負担がかかり、目の疲れとなってあらわれます。しかし、目の疲労の原因は、目の筋肉の疲れだけではありません。
見え方の調整には、さらに自律神経が深くかかわっています。自律神経は、活発に動いたり興奮するときには「交感神経」が、寝る前やリラックス状態のときは「副交感神経」が優位に働くことが知られており、遠くを見るときは「交感神経」が、近くを見るときは「副交感神経」が優位に働きます。
一方、デスクワークなどのパソコン作業ではやる気モードとなり、「交感神経」が優位に働きます。本来は、近くを見るための調整機能として、「副交感神経」が優位にならなければなりません。
この矛盾した指令が脳にパニックを引き起こし、目の疲れとなってあらわれます。

こまめなリセットで疲れ目解消


フェルデンクライスメソッドを活用した簡単にできる疲れ目解消法をご紹介します。動きやすい「基本」動作の後にちょっと動きにくい「応用」動作を行うことで、日頃はあまり活動していない脳から筋肉への回路が刺激され、疲れ目解消に役立ちます。限界まで動かさず、滑らかな動作で行うのがポイントです。
※フェルデンクライスメソッドとは
 心と身体の双方にわたって無駄な緊張が解きほぐされ、もてる能力を発揮することが可能となるメソッド


※PDF版はこちら

著者
小野寺 由美子 Onodera Yumiko
公益財団法人 明治安田厚生事業団
ウェルネス開発室

専門分野 スポーツ健康科学
主な資格 アメリカスポーツ医学会認定Exercise Physiologist、健康運動指導士、フェルデンクライスメソッド・プラクティショナー
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