公益財団法人 明治安田厚生事業団

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健康づくりプログラム

測定プログラム

おすすめ運動強度

有酸素運動を処方する際、強度の目安として、AT(Anaerobic Threshold: 無酸素性作業閾値)という指標があります。これは、からだのエネルギー供給機構が有酸素から無酸素に切りかわる強度のことで、この強度以下の運動は、疲労物質である乳酸の蓄積が抑えられ、身体の負担が小さいレベルといえます。また、AT強度での運動は、脂肪の燃焼効率も良いことが知られています。したがって、減量を必要とするメタボリックシンドロームの人や高齢者、低体力者などにはお勧めの強度といえます。

このATポイントを求める方法はいくつかありますが、明治安田厚生事業団では、DPBP(Double Product Break Point: 二重積屈曲点)という指標を活用しています。

測定は、自転車エルゴメーターで徐々に負荷量を増やすRamp負荷法を用いて、運動中の収縮期血圧と心拍数を測定します。収縮期血圧×心拍数は、心臓の負担度(心筋酸素需要量)を示しますが、これをDP(Double Product: 二重積)といいます。このDPが急激に上昇するポイント、つまり、心臓血管系に負担がかかり始めるポイントがDPBP: double product break point(二重積屈曲点)です(DPBPの求め方参照)。DPBPを超える強度では、心筋の酸素不足状態(虚血)の目安となる心電図のSTレベルの低下がみられる場合があります(心電図STレベルの変化参照)。

測定風景
(フクダ電子社製 ML-3600)
結果サンプル
DPBPの求め方
心電図STレベルの変化
評価方法

減量を必要とするメタボリックシンドロームの人や高齢者、低体力者などはDPBP時の運動強度が安全といえます。DPBPを超えても問題がない場合は、DPBP以上の強度が効果的といえます。

注意事項

「おすすめ運動強度」で行う自転車テストは、医療機関で行われている運動負荷試験のように医学的な循環器疾患を発見、診断する目的のものではなく、運動処方に用いるために行うものです。運動の強度を漸増させるため、事前の医学的検査や医師の確認がない場合、また状況により実施できないことや中止することがあります。

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