公益財団法人 明治安田厚生事業団

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健康づくりウォッチ

その食材、どーやって食べますか?

美味しいものは油脂とセット・・・いや、そんなことはない!
工夫次第で「脱! NO ”OIL” NO LIFE」


脂質と上手に付き合う必要性?!



カロリーや脂質の量、気にしていますか?脂質の摂り過ぎは、血液中の中性脂肪とLDLコレステロールを増加させるとともにHDLコレステロールを減少させ、肥満や脂質異常症を引き起こす原因にもなりえるので、コントロールが必要です。エネルギー面からみても、脂質は、1g=9kcalと、炭水化物やたんぱく質(1g=4kcal)に比べカロリーが高くなります。不思議と良いイメージのあるオリーブオイルやごま油などが含まれる植物性脂肪でも同じ量のカロリーが含まれるので、どんな脂肪でも摂り過ぎには注意が必要です。外食のメニューや商品のパッケージでチェックすることができない時のために、簡単にできるコントロール方法を身につけておきましょう!

目に見えづらいものを、見る能力?!



「蒸す」「煮る」「焼く」「揚げる」料理にはいろいろな調理法がありますが、食材をどのような調理法で食べるかによって、みなさんが気にしているカロリーや脂質の量にかなり違いがあります。使用する調理油の量はもちろんですが、肉を「蒸す」「煮る」場合は、調理によって食材から脂肪が溶け出すことにより、カロリーと脂質がともに少なくなります。また、同じ「揚げる」でも、衣があるかないか、食材の種類や切り方によって、吸油量が大きく異なります。調理法によるカロリーの違いを知っているだけで、揚げ物がどうしても食べたい、けれどもカロリーは抑えたい、そんな自分の気持ちにも応えることができるようになります。



毎日、野菜を350g食べています!すばらしい心掛けです。そんなあなた、どうやって野菜を食べていますか?ドレッシングを大量にかけて食べていませんか?さて、ドレッシングの原材料は何でしょう。そう、OIL。調理の段階で使用される油脂は目に見えづらいですが、料理に後から加える調味料は、目に見えるので自分でもコントロールしやすいはずです。たった1gを調整するだけで、美味しくカロリーコントロールができるかもしれません。いつものドレッシングを見直して、美味しくカラダに優しいドレッシングを発掘してみましょう。美味しいものは油脂とセット・・・いや、そんなことはありません!

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著者
中村 有里 Nakamura Ari
独立行政法人労働者健康安全機構
労働安全衛生総合研究所

専門分野 管理栄養士、アスレティックトレーナー(JSPO)
健康のために行っていること 1年に1個、苦手な食べ物を減らす
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