研究所レポート
2026年4月30日
「臨床精神医学」に掲載
北濃副主任研究員が執筆した論文が「臨床精神医学」に掲載されました。
掲載誌
臨床精神医学
掲載号
2026 Apr; 55(4): 377-384
タイトル
座りすぎとメンタルヘルス
著者
北濃成樹,甲斐裕子
昨今、生活習慣の改善により疾患の予防・管理・治療を目指す「ライフスタイル医学」と称される潮流が形成されつつあります。この流れを受け、本稿ではこれまで睡眠・運動・栄養ほど注目されてこなかった「座りすぎ(座位行動)」に焦点を当て、メンタルヘルスとの関連について解説しました。
長時間の座位行動は、抑うつや不安などのメンタル不調と関連しうることが、国内外の研究で示されています。世界的にも日本人の座位時間は長いことが知られており、テレワークの普及によりこの傾向が深刻化しています。さらに、睡眠・身体活動・座位行動は1日24時間の中で時間配分として相互依存するため、「座る時間を減らして何に置き換えるか」が重要であることを示す研究成果を紹介しました。また職場での対策として、昇降デスク等の環境整備や短時間の“アクティブブレイク”の制度化など、個人任せにしない集団戦略を示し、精神科臨床・産業保健分野における有効なアプローチに活用できる可能性について論じました。
掲載誌情報
掲載誌
臨床精神医学
掲載号
2026 Apr; 55(4): 377-384
タイトル
座りすぎとメンタルヘルス
著者
北濃成樹,甲斐裕子
概要
昨今、生活習慣の改善により疾患の予防・管理・治療を目指す「ライフスタイル医学」と称される潮流が形成されつつあります。この流れを受け、本稿ではこれまで睡眠・運動・栄養ほど注目されてこなかった「座りすぎ(座位行動)」に焦点を当て、メンタルヘルスとの関連について解説しました。
長時間の座位行動は、抑うつや不安などのメンタル不調と関連しうることが、国内外の研究で示されています。世界的にも日本人の座位時間は長いことが知られており、テレワークの普及によりこの傾向が深刻化しています。さらに、睡眠・身体活動・座位行動は1日24時間の中で時間配分として相互依存するため、「座る時間を減らして何に置き換えるか」が重要であることを示す研究成果を紹介しました。また職場での対策として、昇降デスク等の環境整備や短時間の“アクティブブレイク”の制度化など、個人任せにしない集団戦略を示し、精神科臨床・産業保健分野における有効なアプローチに活用できる可能性について論じました。
