北濃副主任研究員が執筆した、勤労者の座位行動に関する特集記事が「韓国産業衛生誌」に掲載されました。

掲載誌情報

掲載誌
韓国産業衛生誌

掲載号
2025 Jul; 447: 12-15

タイトル
職場における「座りすぎ」改善の実践戦略：日本のオフィスからのエビデンス

著者
北濃 成樹

概要

「座りすぎ」は心身の様々なリスクと関連することが報告されており、オフィスワーカーの座位行動の増加は世界的な健康課題となっています。オフィスワーカーが一日の大半を過ごす、職場での座りすぎを解消するための介入研究の多くは主に欧米で行われており、労働観や組織文化の異なるアジア圏の職場にも適用できるか否かについては、更なる検証が必要です。当記事では、体力医学研究所が行ったオフィス環境と勤労者の健康に関する研究と、オフィスでの座りすぎ軽減施策に関する研究の成果を紹介するとともに、「オフィスワーカーの座りすぎ」という課題解決のためには、実社会で導入しやすい、多角的な戦略が必要であることを強調しました。