健康づくりプログラム
測定プログラム
動脈硬化度
動脈硬化検査に、血圧脈波(血管にかかる圧力の変化を波形に表わしたもの)検査があります。これは脈波伝播速度(PWV: Pulse Wave Verocity)という血管の中を血液が流れる(脈波が伝わる)速度から、血管の硬さを評価するものです。若々しい弾力のある血管ほど安静時の血流速度はゆっくりしており、逆に動脈硬化をおこした硬くて狭い血管ほど速くなります。ゴムホースで水を撒くとき、ホースの先を指で押しつぶして狭めると水の勢いが増す、あのイメージです。
PWVは血圧に依存するため、それを補正したCAVI(Cardio Ankle Vascular Index: 心臓足首血管指数)という指標を用いています。CAVI値が高いほど、動脈硬化の疑いが強くなります。また、CAVI値は、加齢とともに高くなるため、同年齢と比較してみることも大切です。明治安田厚生事業団のデータでは、動脈硬化指数が高いほどCAVI値も高くなり、肥満、耐糖能異常、脂質代謝異常、高血圧、喫煙などの危険因子があると、同年代に比べてCAVI値が高くなることを確認しています。
測定風景

結果サンプル

基準値

年代別平均値
