公益財団法人 明治安田厚生事業団

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研究所レポート

日本体力医学会特別大会でシンポジウムを開催しました

日本体力医学会は、体力ならびにスポーツ医科学に関する研究の進歩、発展を促進することを目的とする、体力科学分野では日本最大規模の学会です。2023年度の年次学術講演会である「日本体力医学会特別大会―2023東京シンポジウム―」で、体力医学研究所が協賛シンポジウムを開催しました。

大会情報


名称
日本体力医学会特別大会―2023東京シンポジウム―

日程
2023年9月17日(日)

開催地
東京都(早稲田大学大隈記念講堂)


協賛シンポジウム


タイトル
運動・身体活動促進のエビデンス・プラクティスギャップに挑む
―高齢者を対象に基礎研究から社会実装研究へ―

座長:甲斐 裕子(体力医学研究所 副所長/上席研究員)
演者:兵頭 和樹(体力医学研究所 研究員)
   『シニア向けオンライン運動プログラムの実行可能性と効果検証』
   川上 諒子(体力医学研究所 研究員)
   『シニア向けオンライン運動プログラムの社会実装を目指して』

昨今、研究成果が実社会で広く活用されない、いわゆる「エビデンス・プラクティスギャップ」が課題となっており、特に体力医学分野では、社会への実装を見据えた研究の数はまだまだ少ないのが現状です。本シンポジウムでは体力医学分野における「エビデンス・プラクティスギャップ」の解決を目指し、その研究事例として、体力医学研究所が実施している研究プロジェクトについて紹介しました。

冒頭に、甲斐副所長/上席研究員がシンポジウムの趣旨を説明し、体力医学分野の「エビデンス・プラクティスギャップ」について問題提起しました。

座長を務めた甲斐副所長/上席研究員


兵頭研究員はオンラインを活用した高齢者向け運動教室に関する研究の成果を発表し、オンライン運動教室のシステムづくりで工夫した点なども紹介しました。川上研究員は、現在地域に展開している高齢者向けオンライン運動プログラムの長期効果を検証する社会実装研究の構想等を発表し、体力医学分野における社会実装研究の在り方について議論しました。

兵頭研究員、川上研究員による発表の様子


発表後は会場からの質疑に応じ、活発なディスカッションが行われました。

質疑応答の様子
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