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学会レポート

第57回日本人間ドック学会レポート

7月に長野県で開催された日本人間ドック学会学術大会で発表をしてきました。

開催日:2016年7月28日, 29日
会 場:まつもと市民芸術館, ホテル ブエナビスタ, 松本東急REIホテル

今年の日本人間ドック学会は、松本駅近くの3つの会場で開催されました。学会のテーマは「健康で美しく生きるために~人間ドックのパラダイム~」です。今回の大会長の相沢孝夫先生は、長生きを喜べる美しく優しい明るい日本社会を創り出すために我々は今何をなすべきか?と述べられていました。
学会最終日には、相沢先生の「相沢健康センター」を見学させていただきました。人間ドック学会で表彰された施設だけあって、施設も運営も素晴らしく、たいへん学ぶべきことが多い学会となりました。



テーマ:身体的・精神的疲労度と肥満との関連

レポート:朽木 勤(ウェルネス開発室室長)

健診の待ち時間を活用して、受診者が疲労状態を自分自身で把握することが重要と考え、「疲労度セルフチェック」を紹介しています。今回は身体的・精神的疲労度と肥満や睡眠状況との関連を検討し2演題報告(朽木・加藤)してきました。
解析の結果、身体的疲労度が高い者では肥満者が有意に多かったのに対して、精神的疲労と肥満の明確な関係はみられませんでした。肥満は精神的というよりも身体的に疲れることが確認できたわけですが、身体の疲れには肥満改善に取り組むなど、疲労の種類によって適切な対処法が異なるともいえるのではないでしょうか。

テーマ:身体的・精神的疲労度と睡眠との関連

レポート:加藤 由華(ウェルネス開発室)

入眠時間とは精神的疲労が、睡眠の質の悪化とは身体的・精神的両方の疲労との関連がみられました。入眠に課題がある精神的疲労には昼間に身体活動量をアップしたり、身体的・精神的疲労を感じて熟眠感が得られない場合には、就寝前に軽体操やリラクセーションを取り入れるなどの、疲労と睡眠の状況に応じて適切な対処が必要なのではないでしょうか。

テーマ:動脈硬化指標CAVIの縦断的10年の変化

レポート:小野寺 由美子(ウェルネス開発室副室長)

平成17年度に“いせはら健康モデル事業”として生活習慣病の予防・改善を目的とした健康づくりプログラムを開催し、その後、継続的に動脈硬化度測定会を実施して10年が経過しました。10年にわたる動脈硬化度の変化を縦断的にみた研究は他にはありません。
対象者の10年間の動脈硬化度の上昇は、横断的に研究された結果からみた加齢による上昇よりも小さく抑えられていることがわかりました。運動の教室に参加された方々ですので、健康的な生活習慣が動脈硬化の予防に関連しているのではないかと考えています。
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