健康づくりウォッチ
2026年1月28日
他者との交流による“会話”のすゝめ
あなたは普段、どのくらい人と会話していますか?
じつは、“誰かと会話すること”が健康に重要なんです!
近年、社会参加(他者との交流)が高齢期の健康に重要なことが明らかになり、他者との交流のなかで自然と発生する“会話”に注目が集まっています。日本の60歳以上の高齢者2,531人を対象に、日常の会話状況と認知症発症との関連を調査した研究から、日常の会話状況をまとめました(図1)。この結果と比べて、あなたの普段の会話は多いでしょうか、少ないでしょうか?


図1.各会話指標のまとめ
さらにこの研究では、“会話指標スコア(算出方法は図2参照)”と5年後の認知症発症リスクとの関連が検証されました。その結果、会話指標スコアが高い方(17点以上)では低い方(16点以下)に比べ33%認知症発症リスクが低かったことが明らかになりました。日常的に他者と交流し積極的に会話することが認知症予防に有効である可能性が示されました。

図2.会話指標スコアの算出基準
ただし、この調査では会話時間などを対象者が主観的に回答しているため、実際の状況を正確に評価できていない可能性があります。また、そもそも自分がどれくらい話しているか見当がつかない、という方も多いと思います。そこで私たちは、客観的に日常の会話量が測定できる「会話量解析システム」の開発を進めています。本システムにより正確に会話量を測定できるようになれば、認知症予防への活用が期待されます。
まずはご自身の会話状況について振り返ってみてはいかがでしょうか?自分の会話量は少ないな、と感じたら積極的に様々な方と会話を楽しむことをおすゝめします!
※PDF版はこちら
じつは、“誰かと会話すること”が健康に重要なんです!
そもそも、人は普段どれくらい会話しているの?
近年、社会参加(他者との交流)が高齢期の健康に重要なことが明らかになり、他者との交流のなかで自然と発生する“会話”に注目が集まっています。日本の60歳以上の高齢者2,531人を対象に、日常の会話状況と認知症発症との関連を調査した研究から、日常の会話状況をまとめました(図1)。この結果と比べて、あなたの普段の会話は多いでしょうか、少ないでしょうか?
会話が多い人では認知症発症のリスクが33%低下!!
さらにこの研究では、“会話指標スコア(算出方法は図2参照)”と5年後の認知症発症リスクとの関連が検証されました。その結果、会話指標スコアが高い方(17点以上)では低い方(16点以下)に比べ33%認知症発症リスクが低かったことが明らかになりました。日常的に他者と交流し積極的に会話することが認知症予防に有効である可能性が示されました。
ただし、この調査では会話時間などを対象者が主観的に回答しているため、実際の状況を正確に評価できていない可能性があります。また、そもそも自分がどれくらい話しているか見当がつかない、という方も多いと思います。そこで私たちは、客観的に日常の会話量が測定できる「会話量解析システム」の開発を進めています。本システムにより正確に会話量を測定できるようになれば、認知症予防への活用が期待されます。
まずはご自身の会話状況について振り返ってみてはいかがでしょうか?自分の会話量は少ないな、と感じたら積極的に様々な方と会話を楽しむことをおすゝめします!
【出典】
Shimadaら, Journal of Alzheimer’s Disease (2024)
髙橋ら, 日本リハビリテーション医療デジタルトランスフォーメーション学会第3回学術集会(2025)
Shimadaら, Journal of Alzheimer’s Disease (2024)
髙橋ら, 日本リハビリテーション医療デジタルトランスフォーメーション学会第3回学術集会(2025)
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著者
髙橋 淳太 Takahashi Junta
公益財団法人 明治安田厚生事業団
体力医学研究所 研究員
専門分野 老年学、公衆衛生学、理学療法学
主な研究テーマ 地域づくりによる介護予防、ICT機器を活用した心身機能の評価法の開発
髙橋 淳太 Takahashi Junta
公益財団法人 明治安田厚生事業団
体力医学研究所 研究員
専門分野 老年学、公衆衛生学、理学療法学
主な研究テーマ 地域づくりによる介護予防、ICT機器を活用した心身機能の評価法の開発
