公益財団法人 明治安田厚生事業団 体力医学研究所では、国立大学法人 東北大学 東北メディカル・メガバンク機構よりデータ分譲を受け、「妊娠期の身体活動量と周産期アウトカムとの関連」についての研究を実施いたします。

この研究では、妊娠期の身体活動量と様々な周産期アウトカム（妊娠糖尿病や早産など）との量反応関係とその関係に影響する対象者の特徴（職種、体格等）の検討を行います。これを通じ、日本人妊婦に推奨される身体活動量に関する知見を明らかにし、その好影響/悪影響を受けやすい集団を特定することを目的としています。

研究の結果は、学術論文などを通じて発表します。加えて、公益財団法人 明治安田厚生事業団のホームページに掲載いたします。

研究の概要

【研究題目】
妊娠期の身体活動量と周産期アウトカムとの関連

【研究目的】
1) 妊娠期の身体活動量と様々な周産期アウトカム（妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、早産、低出生体重児分娩、帝王切開・器械分娩、産前後のメンタルヘルス）との量反応関係を検証（身体活動量が増えるにつれて、周産期アウトカムのリスクがどのように変化していくのかを推定）すること
2) 妊娠期の身体活動量と周産期アウトカムの関連性が、その妊婦の特徴（職種、体格等）によって異なるのかを検証すること

【研究対象】
東北メディカル・メガバンク機構「三世代コホート調査」（https://www.megabank.tohoku.ac.jp/cohort/ ）に参加された妊婦の方およびその児約２万組

【分譲を受ける情報】
基本情報、調査票情報、検体検査情報、その他の情報（カルテ転記情報、母子手帳転記情報、乳幼児健診転記情報、家系情報）

【研究責任者】
甲斐 裕子（公益財団法人 明治安田厚生事業団 体力医学研究所 副所長／上席研究員）

【研究実施者】
和田　彩（公益財団法人 明治安田厚生事業団 体力医学研究所 研究員）

【研究期間】
2024年5月～2026年3月

【倫理審査等の経過】
明治安田厚生事業団 人を対象とする研究に関する倫理審査委員会において、2024年2月に承認された（承認番号：2023-0006）。

東北メディカル・メガバンク機構「三世代コホート調査」に参加された方へ

本研究において、情報の利用を希望されない方に対し、分譲留保期間（～2024年6月29日）が設けられております。詳細は、下記HPをご覧ください。（研究番号【2023-0053】）

東北メディカル・メガバンク機構：https://www.megabank.tohoku.ac.jp/koukai
いわて東北メディカル・メガバンク機構：http://iwate-megabank.org/about/publication/publist20/